「嫌われ松子の一生」見た いろいろぎっしり

このまえの日曜日、嫌われ松子の一生を見てきました。シネクイント

前半は、ひたすら不幸の極みに落ち込んでいく様がとにかく辛くて、正直ぜんぜん楽しめなかった。最初に同棲した宮藤官九郎演じる八女川徹也に目の前で自殺されるシーンなんてもう、悲惨すぎる。

このあとこの物語はどうなっていくんだろうと心配したけど、いろんなエピソードが繰り広げられるうちに、松子という人がとてもいとおしくなる。素直で、不器用で、寂しがりで、とことん人を愛して、もうれつにやさしいの。
そんなやさしい松子と、やさしくなりたいのに突っ張ってしまった伊勢谷友介演じる龍洋一とのすれ違いが切なく、やるせない。

個性派揃いの豪華なキャスティングの中、大久保佳代子の出オチよかったな。あと、中谷美紀が髪型や表情によって濱田マリに見えるなあと思っていたらチョイ役で濱田マリ出てくるし。

音楽もふんだんに効果的に、悲惨さの中に明るさや前向きさを注入してくれていた。特に、ソープ嬢時代を見事な歌詞とビッグバンドアレンジで表したBONNIE PINK「LOVE IS BUBBLE」と、服役中に愛に目覚めるくだりを盛り上げるAI「What Is A Life」の2曲が耳に残った。

てな感じで、むくわれないやさしさへの切なさややるせなさを感じつつ、いろんなエンターテイメント要素がぎっしり詰まった、見応えのある、濃い~130分。

松子が残念な最期を遂げるくだりの中学生の描写は、松子が教師をしていた頃の中学生との対比になっているのかもしれない。さらに、よく思い起こせば松子の一生を通しての日本の戦後史にもなっているのかも。深いな。

嫌われ松子の歌たち嫌われ松子の歌たち
サントラ 木村カエラ ch feat.B-BANDJ

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嫌われ松子の一生@映画生活
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この記事へのコメント

2006年11月17日 14:54
初めまして、こんにちは!cokcoです。
本物じゃなくてごめんなさい、私もコッコの大ファンなので、ウェブネームにしています。
嫌われ松子、私も観ました!ぶっ飛んでてホントにゴージャスとしかいい様のない作品です!でもちゃんと涙ありで濃厚な作品だと私は思いました。
トラックバックとリンク貼らせていただきました!!
2006年11月19日 10:57
そだね、ぶっ飛んでて、切なくて、濃厚だね。

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