伊坂幸太郎「死神の精度」を読んだ 映画と違って秀逸

画像映画で見たSweet Rain 死神の精度がいまいちだったわけですが、なにやら原作はいいよという声をちょいちょい聞いたので、前にヴィレッジヴァンガードで使えなくて手元に残ってた図書カードを使って、とてもひさしぶりに文庫本購入。死神の精度伊坂幸太郎の作品です。

結論、おもしろい。快活にテンポのよい文体は小気味よくて非常に読みやすいし、展開も楽しい。軽すぎず重すぎず、適度な濃さの短編集として秀逸。映画で見てるから映像が浮かんでわかりやすいってのもあるかもしれないけど。
「死神」という人間以外の視点から、人間というのはどうしてこうなのか理解できないとかなんとか言わせて軽く風刺っぽくなっているのもうまい。

映画ではなんとなく無理矢理に感じた各エピソードのつながりが、そこまで強く取り入れられてなくてあくまでオムニバス。さりげなく少しだけ、ほぼお遊びカメオ出演的に前の話の人がたまに出てくる程度。このほうが断然いいね。映画はがんばりすぎ。
あ、最後だけ、そっちかぁっていういい意味での裏切りなつながりで、スパっとさわやかに結末。でもこれがかなり爽快な読後感になった。おー、そう来たかと。映画との違いによってなおさらかも。

なんで映画はちょっと変えちゃったんだろう。6つの短編を3つにしなきゃいけなかったからかな。
でも映画を先に見てるとどうしても比較しちゃって、それはそれで純粋に小説を楽しむのとは違っちゃってるかもね。なーんつって、同じ伊坂幸太郎の、これまた映画を見た「アヒルと鴨のコインロッカー」をいっしょに買ったから、次はそれを読むのだ。

死神の精度 (文春文庫 (い70-1))死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
伊坂 幸太郎

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