三谷幸喜の「国民の映画」は期待と違ったけどおもしろかった

画像パルコ・プロデュース公演、三谷幸喜が作・演出の国民の映画を観てきたよ。渋谷のパルコ劇場
2011年は三谷幸喜生誕50周年スペシャル”三谷幸喜大感謝祭”だそうで、新作いっぱいやるんだって。そのうちの1つ。うーん、席が遠くて誰が誰だかわからんかったな。知ってる人も少ないけど。でも中身はなかなかおもしろかった。もうちょっとくだらないのを期待しちゃってたんだけどね。

作・演出: 三谷幸喜
出演: 小日向文世 段田安則 白井晃 石田ゆり子 シルビア・グラブ 新妻聖子 今井朋彦 小林隆 平岳大 吉田羊 小林勝也 風間杜夫

実在したドイツの政治家ヨゼフ・ゲッペルスの第二次大戦中の1日を切り取ったお話。プロパガンダのためにつくられた宣伝大臣のポストについている映画ずきのヨゼフ・ゲッペルスが映画人を集めてホームパーティ。

まぎれもない名脇役の小日向文世が主演ってところで勝手にコメディを期待していたら、まあ小ネタはたくさんちりばめられていて声を出して笑うところもあったんだけど、根っこはシリアス。登場人物12人全員の、権力や信念や芸術への思いの葛藤、そしてそれらが錯綜する様を描いた人間ドラマ。時代背景は周知のこととして多くを語らず、この1日を通して、この時代でいろんな立場をとる映画人たちの心情を丁寧に描いている印象。映画や演劇をつくる人が映画のことを語るわけだからね、深い。

劇中、ビスマルクの一生を描いた映画の企画の話のところで、一生じゃなくて1日を切り取って描いたらおもしろいって話が出てきて、まさにこの作品のことかと思ったり思わなかったり。休憩挟んで2時間45分を60分と105分に切ってる手法とかもうまい。各キャラクターの紹介に終始する1幕と、徐々に核心に迫っていく2幕。

終盤はナチス政権の反ユダヤ主義の話になっちゃって妙な緊張感。その最中にぐらっと地震がきて、違う緊張感が走りつつ客席ざわざわ。ぼくはあまり集中や緊張をするつもりなく観にいっていたから、結果的には悪くはなかった。でも作り手や演じ手としてはこの地震は不本意だっただろうな。地震がきても舞台を続けた役者さんたちに感心。

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