そういうのがあるってことは知ってて興味はあったんだけど、写真集眺めてにやにやするならアスリートじゃなくてかわいい女の子たちのほうがいいよなぁと思って買うのはやめてました。でも、写真だけじゃなくてノンフィクション作家の一志治夫の取材記事が載ってるということで翻意。ぼくが学生時代に読んで感銘を受けた「たったひとりのワールドカップ―三浦知良、1700日の闘い」「狂気の左サイドバック」の著者です。

載ってるのはこんな人たち。はじめてのオリンピックの人もいれば、2回目3回目の人も。表紙は種田恵。
種田恵(水泳平泳ぎ) 小椋久美子×潮田玲子(バドミントン) 原田早穂×鈴木絵美子(シンクロナイズドスイミング) 廣田遥(トランポリン) 柴田亜衣(水泳自由形) 吉田沙保里(レスリング) 杉山愛(テニス) 千葉香織(ホッケー) 三宅宏美(重量挙げ) 澤穂稀×荒川恵理子(サッカー) 女子ソフトボール日本代表チーム 平野早矢香(卓球) 北畠紗代子(アーチェリー) 久枝円(フェンシング)思ったとおり、取材記事がかなりおもしろい。普段メディアに登場しないマイナー競技の人たちの話が読めるのがとても気に入りました。競技をはじめたきっかけとか、続けることの難しさとか。それぞれ1ページずつの短い文章だけど、アスリートたちの思いやここまでの過程にぐっと来ます。順風満帆な人ってのはいなくて、紆余曲折、浮き沈みがあっての4年に一度の舞台。
これを読んでから、テレビ中継見てても、もちろん競技もさることながら、その後の選手のインタビューをとても興味深く見るようになりました。
写真は、競技中の躍動感とともに、リラックスした表情も楽しめます。
髪をほどいて大口開けた澤と歯を食いしばる荒川がヘディングで競り合ってる写真は多分笑うところだよね。
じゃあみんな、オリンピック終わったらジャンクSPORTSに出てね!
VENUS北京―篠山紀信北京オリンピック女子アスリート写真集 (サブラムック)
篠山 紀信
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たったひとりのワールドカップ―三浦知良、1700日の闘い (幻冬舎文庫)
一志 治夫
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