さいたまゴールドシアター「アンドゥ家の一夜」にうっとり

観劇、観劇。さいたまゴールドシアターアンドゥ家の一夜を見てきたよ。ぼくのだいすきなケラリーノ・サンドロヴィッチが書き下ろして、世界の蜷川幸雄が演出。彩の国さいたま芸術劇場まで車で遠征。

さいたまゴールドシアター「アンドゥ家の一夜」さいたまゴールドシアターは、蜷川幸雄が創設した55歳以上限定の劇団。総勢40人、平均年齢70歳。なんですと。
ケラリーノ・サンドロヴィッチこの前のトークライブで「蜷川さんを蜷川くんと呼ぶ」「特攻隊から帰ってきた人もいる」なんて話してた人たち。

みなさん本格的に俳優訓練をしたのが3年前ってことで、演技は決してうまくなく、セリフもどこかたどたどしくてところどころつまっちゃうんだけど、そこは舞台下っていうかほとんど客席にスタンバってるプロンプターたちが活躍。ていうか見えてるよ、プロンプター。ていうか蜷川さん自らプロンプターやってるよ。

で、そんなみなさんが演じるのは、危篤状態の恩師を50年ぶりに訪ねて同窓会的になった人々の群像劇。それぞれの事情はなんだかリアルで深みや重み。
でもよく考えるとたいしたストーリーでもなくて、ケラリーノ・サンドロヴィッチ節が炸裂のくすくす笑っちゃうナンセンスブラックコメディ。このみなさんがやるからこその深みや重み。この劇団の雰囲気を楽しむための戯曲であり演出である気がした。そして大いに楽しめた。ラストもびしっとすがすがしくまとめてくれて、んー、うっとり。

さいたまゴールドシアター「アンドゥ家の一夜」前半のまったり部分で眠くなったけど、決して退屈ではなくて、そのまったりな雰囲気も楽しんだ感覚。なんだかその眠気すら心地よく思えてしまう後味はケラリーノ・サンドロヴィッチ蜷川幸雄のなせる技か。そしてもちろんさいたまゴールドシアターのみなさんのバイタリティ。

彩の国さいたま芸術劇場小ホールはなかなかこじんまりな上にステージがずいぶん前にせり出していたので、けっこう近くて親近感、臨場感。
そしてみんな開演ぎりぎりまでステージで練習してるのは驚いた。しかもけっこうな人数で所狭しと。お歳を召したみなさんのそういうところがまた素朴でほほえましく。

なんだかいいもの見た。

蜷川幸雄と「さいたまゴールド・シアター」の500日―平均年齢67歳の挑戦 (平凡社新書)蜷川幸雄と「さいたまゴールド・シアター」の500日―平均年齢67歳の挑戦 (平凡社新書)
橋田 欣典

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